カット、エフィラージュカット

カットのこと

最近、遠方からのお客様も多い。

今回で3回目、熊本からのお客様Tさん。



Tさん 「襟足が落ち着かないんですよ。」

kino 「立ってます。ってか完全に上に向かってます、、、笑。」



Tさん 「しかも横に広がるんです。膨らむし。短く切ってもらえないんです。」

kino 「そうですね、できればそっとしておきたい、、、、ですね、笑。今日は?」


Tさん 「できるだけ短めのボブで、、、襟足ギリギリだと、前から見たらこんな感じで可愛いと思うの。。。」

kino 「そうですね、可愛いです、、、、けど、、、、遠慮ってないんですね、、、泣。」

Tさん 「。。。。。」




毛量も多いし、完全に浮いてるし、うねるくせ毛。

襟足1センチで丸く収まるくっついたボブめざして、、、笑。



Tさん 「凄い、、、、前から飛び出してた襟足の髪が見えなくなりました。。。」

kino 「ですね、くっついてます。」

Tさん 「ショートにしても何しても、襟足が見えないことなかったのに。。。。」

kino 「そうですか、、、、そうですよね。。。」

Tさん 「凄い。。。。」



中だけカリアゲでもすれば、見た目にはOKだし簡単だけど、
そんなんじゃ、、、、ね。
次が大変だから。


仕上げて、、、、、ワックスつけようとすると。。。

 

Tさん 「前髪、、、こうこうこーで、もう少し切ってもらえます?」

kino 「あ、いいですよ。」


サクサク。。。



Tさん 「プロですよね。。」

kino 「。。。。。??」

Tさん 「今までどこ行っても、仕上がってから前髪とかお願いすると、すっごい嫌な顔されて。。。」

kino 「。。。。。」

Tさん 「どこもうまいと言われてるとこだったんですけど、仕上げてからの手直しや微調整はどこもやってくれなかったんです。。」

kino 「それでよくなるんだったら、やりますよ。」

 

 

kinoも昔はそんな時期もあった。
濡れた状態できっちり切って、乾かしてからは絶対に手を入れない。
それがうまいんだと。。。


最近は、、、


仕上がるまでが仕上げかな。


 

 

数年ぶりのお客様 「。。。。カットが変わりましたね。。」

kino 「はい。」

数年ぶりのお客様 「乾かしてから切るんですか?そのほうがいいんですか?」

kino 「はい。」



数年ぶりのお客様 「少しずつ良くなっていきますね。」

kino 「はい、いちばん良いと思うところまで切っていきます。」



数年ぶりのお客様 「なんで変えたんですか?カット、、、上手かったのに、、前も。。」

kino 「この方がいいと思ったからです。自分のためにもお客様のためにも。。。だから前のカットはひとまず捨てました。。。」

数年ぶりのお客様 「捨てるって、、、変えるの大変じゃなかったですか?」

kino 「そうですね。でも良くなれるってわかってたから、、、。」



数年ぶりのお客様 「新しい技術なんですか?」

kino 「いえ、、、。この技術があるのは20数年前から知っていました。でも教わるところがなくて。。。。」

数年ぶりのお客様 「そうなんですか。。。。」



kino 「中途半端に技術をやるくらいなら、今のままを突き詰めたほうがいい、と思って封印してました。全く違う技術ですから。」

数年ぶりのお客様 「。。。。。」

kino 「目の前でこんなカットをしたい、、、、というものを見て、学ぶ場所があるのなら、、、、やった方がいいですよね。」



数年ぶりのお客様 「時間がかかりそうですね。。。?」

kino 「それはこれから改善していけばいいんです。まずはいいヘアスタイルを作ることがスタートですから。」

数年ぶりのお客様 「。。。。」

kino 「10分で終わるカット、30分かかるカット、、、、どちらがいいってことじゃないと思うんです。最終的な仕上がり、、、1か月後の仕上がり。。。」


数年ぶりのお客様 「なんか気に入りました。」

 

 

クープ・エフィラージュ。。。
少しずつファンが増えてくれればいい。
お客様にも、若い美容師にも。


その前に、自分の美容師としての生き方かな。。

初めてのお客様 「3日前にパーマをかけて、大変なんです。」

kino 「どうされたんですか?」

初めてのお客様 「ラフなイメージでってパーマをお願いしますって言ったら、、、バサバサで。」

 

見れば、12レベルくらいのカラーリング。
ボワッと膨らんでます。
 

初めてのお客様 「アイロンで巻いてやっとこんな感じなんです。」

kino 「パーマの前は何してました?」

初めてのお客様 「ずっと長かったんで、デジタルパーマとカラーです。」

kino 「それで今回は普通にパーマだったんですか、、、、泣。」

初めてのお客様 「。。。。。」

kino 「デジタルパーマは熱を利用してかけるので、温度にもよりますが、普通にパーマをやっちゃうと危険です。。。」

初めてのお客様 「。。。。。」

 

 

毛先は硬くなってるし、かなり引っ掛かりがあるし。。。
指どおりは、、、通らない。

シャンプーしてみると、、、しっかりウエーブ。
ほぼワンレングススタイル。
毛先3分の1にかなりのセニング。
毛量は多く、細く、もともとはストレート毛。



膨らむしかないでしょ。。。。



ドライすると、以外にもパーマはいい感じに伸びる。
毛先の引っ掛かりは相変わらず、ガチガチ。

熱によるダメージは残ってるものの、もとの髪質の強さなのか、意外とがんばってる。

 

 

初めてのお客様 「何とかなりますか?長さは切りたくないんですけど。。。トリートメントとか。。。」(あーーそうくるか、、、切りたくない。。)

kino 「これね、ダメージは確かにあるから、昨日の今日でパーマは当分やめといたほうがいい。でもね問題はカット。毛先のバサバサにそがれてるところを丁寧になじませてあげればかなりつやつやに復活できるよ。」

初めてのお客様 「えええーーっ、カットなんですか?この痛みや絡まりって??」

kino 「そう。髪質強いし、なんとかなるよ。でも熱で硬くなってるからトリートメントはしようね。」

 

 

てなわけで、カットォーー。

みるみる艶が。。。


初めてのお客様 「なんか、凄いです。。。」

kino 「凄いですね、、、笑。良くなってきたでしょ?」

初めてのお客様 「髪が柔くなってきた。。。見てるだけで分かります。。。」

kino 「触っても、、、、いいよ。」

初めてのお客様 「凄くないですか??トリートメントもしなくて、長さも変わってなくて、サラサラになってますーー嬉。」

kino 「今頑張ってるから。。。毛先のぐしゃぐしゃに削がれてるところを、ちょっとずつほぐして、整えて、、、なじませて。。。」


初めてのお客様 「大丈夫ですか?疲れてませんか?最後まで頑張ってください!」

kino 「。。。。。はい。。。。何とかします。。。。」



というわけで、ごわごわだった髪も、トリートメントもして
サラサラに。


やっぱカットって凄い?

 

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ビデオチェック

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たまにはね、自分の仕事を見直すのもお勉強。


やってるつもり、、、とか、最悪でしょ?
客観的に、スタイルや技術を見直すことって必要なんよね。

で、モデルさん。

087-3.jpg

だいぶ伸びきってますねー。

ボリュームの位置も落ちてるし。。。


もう少しシャープに、クールに。

 

 

いきなり、途切れちゃいましたー笑。



撮影中、ビデオの電池切れ、、、、爆。



ちゃんと準備してろよ!!



ま、一番大事なボリュームを作るところが撮れてたので良しとしましょう、笑。



なんかねー、無駄なタッチが多いっすねー。
もう少し正確にハサミを入れないと。

2月にパリからトレーニングに来てくれたフィリップが言ってた、

「少し中に入りすぎてる。」


って言葉を思い出す。



これだな。



ま、いちおうスタイルはこんなんなりました。

100-3.jpg

 

よしよし。。。

 

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選ぶのは自分

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友人美容師 「40歳過ぎて、今までもそこそこな仕事やれてて、よくカット技術変えようという気になれましたよね。。」

kino 「??、なんで?」

友人美容師 「普通に考えれば、今までやってきたことに何かを取り入れてプラスアルファじゃないですか?」

kino 「そうかもね。」

友人美容師 「。。。。。。」



kino 「でもね、単純に今お客様に提供しているヘアスタイルが、カット技術を変えることでクオリティがあがる、同じスタイルなのに絶対良くなると確信したらやるでしょ?」

友人美容師 「。。。。。」

kino 「。。。。。」

友人美容師 「今のカット覚えるのだってこれだけ時間を費やしてるのに。。」

kino 「できるできないは抜きにして、1年でやりきると思ったし、やれると思った、、、笑。最初はね。。。今がどうとは言わないよ。」

友人美容師 「??」

kino 「半年前にカットしてあげた時より断然うまくなってるよ、今は。」

友人美容師 「ええっ!あれより?」



kino 「だって、極論だけど技術だけでいいんだよ。スタイルは今まで培ったものがあるし。20代のそこそこ美容師なら技術もスタイルも勉強しなきゃいけないけど、そこそこやってきたオヤジなら技術だけでもいい、って最初は簡単に考えた。後もないし、笑。」

友人美容師 「まあ、センスは別で、技術はやればできるようになりますよね。」

kino 「もちろん今はデザインもやってるよ。エフィラージュを技術だけでとらえると苦しくなるかもね。」



友人美容師 「kinoさんはブラントできっちりやれる土台があったからエフィラージュもやれるんですよね。」

kino 「それはわからない。でもかっこいいヘアスタイルって形だけで見ればどんなやり方で切ろうと出来上がりでみれば構造は同じになってない?簡単にミドルセクションがきまってないスタイルはなにかバランスが悪いし。」

友人美容師 「そうですね。」

kino 「理屈で考えればそうなんだけど、センスがある若い子は技術覚えるだけでいい。あとは絵を描くだけだから。」

友人美容師 「。。。。」

kino 「デザインと技術は分けて考えたほうがいい。そこに理論をつけるからややこしいのよ。」

友人美容師 「。。。。。」

kino 「エフィラージュでもブラントでも良いものはいい。」

友人美容師 「ですよね。」

kino 「kinoはエフィラージュの方が自由になれるし楽しいけどね、笑。」




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